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2008-04-23

センター現代文にも出たサモトラケのニケ

フランス旅行に行かれた方なら見学しましたよね!まだ見てない学生諸君!
来年の大學入試合格後、是非ルーブルに行って、見て、感じて、ください。
サモトラケのニケとミロのヴィーナスは、ルーヴル美術館の所蔵作品の双肩です。

この2点の彫刻作品は、人体を驚くほどの巧みな描写で表現しながら、「ギリシア精神」を体現しています。
ニケの話はかつてセンター現代文入試でも出題されています。
高橋英夫「神話空間の詩学」です。

鶴の現代文でも後期の授業でとりあげますから、楽しみにしていてください。
知識は身を助けるのでここでニケの神話を紹介しまつ!

キーワードは「風と共に一挙に天空から勝利者の下へ舞い降りてくる」です。

大きく左右に張り広げた巨翼をそなえ、まさに天空から舞い降りて舳先に立った瞬間の力動的な姿。
ギリシャ神話において、オリュンポスの神々の長ゼウスのメッセンジャーをつとめる女神ニケ。
ニケは、人々のもとへ神々の贈り物として勝利の女神なのです。頭部が欠けていることで、さらに強い印象となっています。
風に翻るキトン(上衣)の襞が裸体像である以上に均斉のとれた肉体の美しさを伝え、翼の力感とともに、ルーヴルの表玄関であるダノン門横の大階段の中央にその優雅な姿を見せています。
実際のサモトラケ島は、このニケの姿からも予想されるように、非常に風の強い島として有名です。夏には海水浴客のリゾート地となるのですが、九月に入るととたんに、身体が飛ばされそうになるほどの北風が吹きつけるようになります。このへんの内容がセンター試験でも問われています。

薀蓄うんち君
1・アメリカ映画『タイタニック』で、ヒロインのケイト・ウインスレットがタイタニック号の甲板先端で両手を広げたポーズは、船の舳先に立つサモトラケのニケを表現しています。

2・ニケは英語ではナイキ (Nike) と発音。スポーツ用品メーカー「ナイキ」社の社名はこの女神に由来。トレードマークはこの女神の翼をイメージしたもの。

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2008-04-18

戦闘的自由主義者・河合栄治郎(私の人生を変えた言葉)

人は、与えられた状況下において、いかなる行動をとることができるのか。
大學生のときに出会い、以後40年の人生の中で、今日紹介する論文ほど、全身がしびれるような衝撃と感銘を受けた言葉はありません。

歴史的状況下で、どのような決断を下したかで、その人のそのものの姿が問われることを痛感させられる歴史的論文です。当時の時代状況の下で、河合栄治郎のような知識人が日本にいたという事実に勇気づけられます。

河合栄治郎は、昭和のはじめに共産主義を否定する一方、軍部のファシズムとも敢然と戦い、
人間の自由と尊厳を目指した理想主義者であり、戦闘的自由主義者です。
むき出しの暴力の前に多くの「知識人」が沈黙するしかなかった2・26事件直後の、緊迫した雰囲気の下、まさに、「命を賭して」書かれた歴史的論文が、3月9日付帝大新聞に掲載された
「2・26事件に就いて」です。      一部を引用します。


 先(ま)ず吾々(われわれ)は、〈残酷〉なる銃剣の下に仆(たお)れたる斎藤内大臣、高橋大蔵大臣、渡辺教育総監に対して、深厚なる弔意を表示すべき義務を感ずる。浜口雄幸(おさち)、井上準之助、犬養毅(いぬかいつよし)等数年来暴力の犠牲となった政治家は少なくないが、是等(これら)の人々が仆れたる時は、まだ反対思想が何であるかが明白ではなかった、従ってその死は言葉通りに不慮の死であった。然(しか)るに五・一五事件以来ファッシズム殊に〈軍部〉内に於(お)けるファッシズムは、掩(おお)うべからざる公然の事実となった。而(しか)して今回災禍に遭遇したる数名の人々は此(こ)のファッシズム的傾向に抗流することを意識目的とし、その死が或(あるい)は起こりうることを予知したのであろう、而(しか)も彼等は来らんとする死に直面しつつ、身を以(もっ)てファッシズムの潮流を阻止せんとしたのである。筆者は之等(これら)の人々を個人的に知らず、知る限りに於て彼等と全部的に思想を同じくするものではない。然しファッシズムに対抗する一点に於ては、彼等は吾々の老いたる同志である。動(やや)もすれば退嬰(たいえい)保身に傾かんとする老齢の身を以て、危険を覚悟しつつその所信を守りたる之等の人々が、不幸兇刃(きょうじん)に仆るとの報を聞けるとき、私は云(い)い難き深刻の感情の胸中に渦巻けるを感じた。


 ファッシストの何よりも非なるは、一部少数のものが〈暴〉力を行使して、国民多数の意志を蹂躙(じゅうりん)するに在る。国家に対する忠愛の熱情と国政に対する識見とに於て、生死を賭(と)して所信を敢行する勇気とに於て、彼等のみが決して独占的の所有者ではない。吾々は彼等の思想が天下の壇場に於て討議されたことを知らない。況(いわ)んや吾々は彼等に比して〈敗〉北したことの記憶を持たない。然るに何の理由を以て、彼等は独り自説を強行するのであるか。
 彼等の吾々と異なる所は、唯(ただ)彼等が暴力を所有し吾々が之を所有せざることのみに在る。
だが偶然にも暴力を所有することが、何故(なにゆえ)に自己のみの所信を敢行しうる根拠となるか。吾々に代わって社会の安全を保持する為(ため)に、一部少数のものは武器を持つことを許されその故に吾々は法規によって武器を持つことを禁止されている。
然るに吾々が晏如(あんじょ)として眠れる間に武器を持つことその事の故のみで、吾々多数の意志は無の如(ごと)くに踏み付けられるならば、

先ず公平なる暴力を出発点として、吾々の勝敗

を決せしめるに如(し)くはない。



この一文が執筆されたのは、2・26事件直後の緊迫した状況下であったことを考えてみてください。
幕末の高杉晋作同様、昭和の河合栄治郎も革命精神をもって、敢然と、軍部のファシズムに宣戦布告したのです。
またこの歴史的論文の最後に、河合栄栄治郎は、むき出しの暴力の前で無力感にさいなまれている知識人にも訴えかけます。
 

 此の時に当たり往々にして知識階級の囁(ささや)くを聞く、此の〈暴〉力の前にいかに吾々の無力なることよと、だが此の無力感の中には、暗に暴力讃美(さんび)の危険なる心理が潜んでいる、そして之こそファッシズムを醸成する温床である。

暴力は一時世を支配しようとも、暴力自体の

自壊作用によりて瓦壊(がかい)する。

真理は一度地に塗(まみ)れようとも、神の永遠

の時は真理のものである。

此の信念こそ吾々が確守すべき武器であり、

之あるによって始めて吾々は暴力の前に

屹然(きつぜん)として亭立しうるのである。


左右の全体主義は、がん細胞の如く、社会の弱み、人間の弱みに付け込み、いつでも再発する危険をもっていることを肝に銘じ、
与えられた状況下に、自らが下した決断を敢然と引き受け、理想の自分に到達していけるよう凛々しく生きていかなければならないということを、この論文を読む度、痛感させられます。


2008-04-16

ケネディ・オバマの共通点

米国のスピーチライターが、言葉のもつ価値を最大限利用することに長けていることは、歴代大統領のスピーチ集を見れば一目瞭然!
ケネディーのこのスピーチの内容も、当時の米ソ冷戦構造下の中で、自由を求める多くのベルリン市民を前に語られた事を想起すれば、シェークスピアの劇を彷彿とさせる、しびれるような感動を覚えます!
        ユーチューブに感謝でつ!!!!
何度聞いても、映像を見ても、鳥肌もの!

4分40秒のスピーチですが、最後の4分20秒からが決め台詞!

http://www.youtube.com/watch?v=hH6nQhss4Yc    →右のリンク参照

「解説」・・・・1961年8月、東ドイツ政府はベルリンの壁を作り始める。壁の構築により、西ベルリン周囲が封鎖され、自由な交通が遮断。西ベルリン市民の間には、大きな不安と衝撃が広がる。西ベルリン市民はアメリカ、イギリス、フランス西側3カ国が、何らかの対抗措置を打ち出すものと信じたものの、3か国は動けず。
このような状況の中、
ケネディ大統領はベルリンの壁建設の2年後の1963年6月西ベルリンを訪問。西ベルリン市民は熱狂的な雰囲気で彼を迎えた。市庁舎前で彼が行った演説には、多くの市民が集まり、市庁舎前の広場は市民でびっしり埋め尽くされた。
この演説の中で最も有名なフレーズが

"Today, in the world of freedom, the proudest boast is, ich bin ein Berliner"

「現在、自由世界において最も誇らしく語ることのできるのは、"私はベルリン市民である"ということだ」
 
そしてこの演説の最後に語られたのが4分20秒後からの

All free men, wherever they may live, are citizens of Berlin, and, therefore,
as a free man, I take pride in the words "Ich bin ein Berliner."

鶴も自由を愛する「戦闘的自由主義者」でつ!

時は今!
“…We are all Americans”と熱く聴衆に語りかける民主党のオバマの姿に、深い感動を覚える人も多いはず。
彼の演説もまた素晴らしく、心の琴線に触れます。まさにケネディの再来!

それもそのはず!なぜなら・・・・オバマのスピーチライターは、ケネディのスピーチライターを務めた今年80歳になるテッド・ソレンセンという人物なのです。
JFKの大統領就任演説を彷彿とさせる、聴衆の心の琴線に触れるスピーチの裏には、ソレンセン氏の存在があった!ソレンセン・・・・なつかしい名前です。
鶴の中では、失礼ながら、彼はもう歴史的な存在でした。(すみません)
大學で国際政治を勉強していたときのゼミレポートで取り上げた当時の記憶が想起され、
感無量! 歴史に学ぶと面白いでつ!

ちなみに彼がケネデイのスピーチを書いたのが32歳のとき。今は 御年80歳。
彼の聴衆を魅了するレトリックは圧巻!
2008-04-09

賢者は歴史に学ぶ!

前回までの24・・・じゃなかった、あらすじでつ。

もともと大学に行くべきではなかった者や、そもそも何のために大学に行くのかを全く考えていないような者までが大学に行くようになったことの当然の結果といえよう。
希望さえすれば誰でも入れる大学が見つかる「大学全入時代」の弊害が今起こっている。

テポ先生からの回答
江戸時代の教育は貧富差に関わらず、初等教育が明確な社会教育になっていた点、またその教育機関の普及率と高い識字率(60%)が明治維新・文明開化の原動力であると高く評価されている。

そして今回
フリーター、ニート、大学に本来ならいくべきでない者など
現代社会の抱える諸問題の解決の糸口を、
松平定信の「寛政の改革」から学びまつ!

愚者は経験に学び、鶴は歴史に学ぶしかないようでつ。

碩学テポ氏も指摘したとおり、
明治維新成功の背景には、実は江戸時代

労働生産性や教育水準の高さがあり

マニファクチャーやギルド(組合)の成立があり

「近代化への萌芽」は、すでに江戸時代に始まっていたという点は
小論文・東大記述対策では重要でつ!

都会にあこがれ、挫折し、ホームレスになるという問題に対して、江戸時代には画期的な政策を行っていた!

「100万人都市」江戸は当時の世界でも屈指の巨大な消費都市。
江戸に行けば「仕事があるかもしれない」「生活が今より豊かになるかもしれない」と考え、
多くの人々が流入し、その一部がホームレスとなり社会問題化していく。
そこで幕府(松平定信)は、

「旧里帰農令」を発令、石川島(現在の中央区)に「人足寄場」を設置。

・旧里帰農令とは、地方出身の農民たちに資金を与えて帰農させ、江戸から農村への人口移動を狙った政策。
江戸から見れば「働かない者は田舎へ帰れ」といった庶民には厳しい政策
だが、
視点を変えて見るならば、地方にとっては過疎対策、人材確保対策でもある。

現代の日本の抱える問題とクリソツ!
ならば現代社会の抱える上記諸問題を一挙に解決するための政策として、
「平成版帰農令」こそ最良の政策????
野郎ども!田舎に帰り食料自給率を上げよ! 小麦を食うな!米を食え!

・人足寄場とは、ホームレスを石川島に設置した宿場に集め、更生社会復帰させる自立支援施設。
軽犯罪人を収容し、彼らが新たな犯罪に走る前に身柄を拘束し、
劣悪な生活環境の下、重労働を強いることでホームレスでいることの意味を自覚させ、ホームレスを減少させる目的もあったらしい。
たしか一度自殺を試みて未遂に終わった者は二度と自殺しないという内容の評論読んだ記憶あったぞな!近年では「戸塚ヨットスクール」の存在があったか!

とにかく、今日叫ばれている「弱者のセーフティネット」を定信は江戸時代に既に実施していた!

「寛政の改革」は、現代社会の問題につて、鋭く、分析的に小論文で書き上げるための具体例としては最適なのでつ!

読者コメントより・・・・
歴史上の事実は現代に当てはめると何に当たるのか、ということを考えながら歴史を学ぶと、
こういった共通点が見えてきて、知的好奇心を刺激しますね。

「日本史を知らない」じゃ済ませられなくなってきました…
2008-04-06

靴を磨き、己を磨け!べルルッティ

並木通りで「ベルルッティの靴」に出会い、全身がしびれるような衝撃を受ける!
ギリシア神話に出てくるヘルメスの翼のはえた靴に限りなく近い靴!
その名は「フィルダリアーヌ!」アリアドーネの糸で迷宮を抜けてテセウスを帰還させる道標となった糸をモチーフとして刺繍を施した最高峰の靴でつ!色は、バーミリアン=朱色
今年は靴を磨き、己も磨く!べルルッティに出会えたのは最大の収穫!

閑話休題!

大学全入時代の到来!あなたはそんな大学でもいきますか?

大学生の半数以上が1ヶ月に本を一冊以下しか読んでいないことが世論調査で明らかになっている。
ゆとり教育の結果は、読み、書き、話し、計算する、といったリテラシーの能力が欠如した劣悪若年層の輩出でしかなかった。
もはや一人1票が「実質的平等」ではない時代の到来。
昔とは異なる形の制限選挙のあり方を議論してもいいのではないだろうか????
今大學で起きていることは以下の記事にある通りであろう。


「とにかく学生たちに勉強する意欲がない」
例えば、授業には出ても授業時間中教室内でずっと携帯メールに没頭している学生が大勢いるかと思えば、 授業中の私語のひどさも小学生並の状態にあるそうだ。
また、何か課題を出しても、軽くインターネットで答えが見つからないと「グーグルで探したけれど出ていませんでした」と当たり前のように回答してくる生徒等々、想像もつかないような事態が大学内で起きている。
難関校と言われる有名大学は軒並み生徒を増やしマンモス化の道をひた走る一方で、全国の私立短大や地方大学で定員割れが続出し、06年度には実に40%超の大学が定員割れに陥っている。
「大学全入時代」の裏で、経営的には大学間の勝ち組と負け組の両極化が進んでいる。
そうした状況の中、大学側も、あの手この手を講じて、生徒確保に奔走している。従来からの一般試験やセンター試験、推薦入学に数々のバリエーションを加え、何か一科目でも得意科目があれば合格しやすい制度を作り上げた上で、更にAO入試という新たな枠を設け、学力を問わず誰もが大学に入れる状況を作っている。
特にAO入試は1990年に慶応大学が最初に導入した当初は、学力テストでは測れない才能を発掘する画期的なシステムとして評価も高かったが、次々と他大学が導入するうちに、評価基準の曖昧さが災いし、文科省が制限を加えている推薦枠の抜け穴として多用されるようになっている。



もともと大学に行くべきではなかった者や、そもそも何のために大学に行くのかを全く考えていないような者までが大学に行くようになったことの当然の結果といえよう。
希望さえすれば誰でも入れる大学が見つかる「大学全入時代」の弊害が今起こっている。
そして今年も4月から予備校での授業が始まる!

吉田松陰先生の如く、

1人ひとりの適性を見抜き、

おのおののやる気に火を点じていけるよう

幸運を呼ぶ風水の力を味方に 2008年北京五輪の年も

現代文・小論文・就活で

G1馬を多く輩出し続けまつ

プロフィール

鶴丸強

Author:鶴丸強
青山学院大学国際政経学部卒業。猪木正道教授に師事。大学卒業後ソニー株式会社に入社、人事部にて、給与・労務・勤務管理・採用面接等、全般に携わる。

その後独立し、大学受験を目指す高校生・高卒生を対象に、現代文・小論文・社会人基礎力を教える予備校講師、及び、大学生、大学院生を対象とした就活指導にあたる。

AO入試合格後の高校生対象に、12回の講義で毎年2月開催の簿記3級を取得させる講座および、ディズニーやマクドナルド等高校生にもおなじみの企業の財務諸表の読み方を教える「社会人基礎力講座」が大好評!

現場経験に基づいたわかりやすく面白い楽習指導により、13年間で約1600名の高校生・高卒生・社会人のエントリーシート添削と面接指導にあたる。テーラーメイドの志望理由書作成と面接指導により、毎年高い合格実績を出し続ける。社会人基礎力養成講師。簿記講師。

「読み書き簿記を義務教育期間で完全マスター」をスローガンとして、震災後の日本再生を教育面から行い、知的武装集団を輩出し続けてゆく。

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