--------

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
2008-03-21

小論文キーワード☆人権その1

入試小論文でキーワードとなる言葉は大文字で記していまつ。
大文字の言葉を使って説明できるように今から訓練しましょう⇒日々是訓練

☆人権

[意味] 人間として当然もっている基本的権利.日本国憲法では11条で侵すことのできない永久の権利として保障.

[解説] 人権とは私たちの持っているさまざまな基本的権利の総称であり、大まかに以下の3点に分類できる.

1.自由権(国家からの自由).人権はさまざまな形で侵害される恐れがあるが,なかでも国家権力の干渉からの自由を保障する自由権は,最も基本的な人権である.精神的自由,経済的自由,人身の自由に分類できる.

2.参政権(国家への自由).国政に参加する権利のこと.自由権を確実なものとするためには,国政に自ら参加していくことが望ましいことから認められる人権.

3.社会権(国家による自由).社会的・経済的弱者が,人間に値する生活を営むことができるよう国家に積極的な配慮を求める権利.資本主義の高度化にともない生じた失業・貧困などの弊害から,社会的・経済的弱者を守るために保障される人権.
現代社会では社会権(国家による自由)の比重が増大しているが,中心はあくまで自由権(国家からの自由)にある.

自由権を確保するために参政権があり

自由権で足りないところを社会権で補充していく点がポイントになる.


[用例]  人権をめぐる問題は,今日様々な局面で存在している.北朝鮮による日本人拉致事件,
死刑制度@の是非,国際化@に伴う外国人の人権,

メディアにおける表現の自由とプライバシーの権利の調整,教育における校則と子どもの権利,

少年犯罪と少年法改正@,職場におけるセクシャルハラスメント,

ジェンダー・フリー@(性別による社会的差別をなくそうということ)の問題,夫婦別姓@の是非,
医療における出生前診断@,ハンセン病に対する偏見・差別,

競技スポーツにおけるドーピング問題@等.
また社会の発展により,憲法には直接書かれていない新しい人権@(環境権・プライバシー権・知る権利・アクセス権等)が主張されている.

[知識][着想]は次回に続く

2008-03-20

小論文キーワード☆近代その3

小論文キーワード近代の簡潔/完結編!

[プラス1] 3.社会の解体・国民国家の衰退

「解説」で述べたように,近代の特徴の1つに個人主義という価値観の確立がある.

自由な個人の社会契約@により国民国家を建設していくという擬制(約束事)を特徴とする文明である.

今日、この個人主義の行き過ぎが深刻な問題となっている.

アリストテレスの言うように、人間は社会的動物である.
家族,地域,職場,国家という多層的構造の社会の中でしか人間は生きていけない.
だが第3世界においては,国家そのものの解体が深刻化している.南北問題
先進国においては,社会秩序が崩壊している.家族の崩壊,薬物汚染や犯罪の低年齢化,エイズ,児童虐待カルト集団に群がる若者など,社会の規律が緩み,いまや個人は帰属すべき共同体を失い,孤独な存在になりつつある.

政治体制としての民主主義@も行き過ぎた個人主義によって侵されている.

第四の権力として本来は衆愚政治や利権政治に陥りがちな民主主義をチェックするはず

マス・メディアは視聴率至上主義,商業主義に傾いている.行き過ぎた個人主義による国家の統治不能性の問題は先進諸国の間で深刻化しているのだ.

[着想] IT(情報通信)革命と新しい時代

2001年9月11日のアメリカにおける同時多発テロ事件は,これまでみてきたような近代社会の制度や価値観そのものの限界を象徴する出来事だったといえる.では近代に変わる新しい時代の価値観や秩序とはどのようなものになるのだろうか.

中世は農業を経済基盤とした社会であり,

近代は工業を経済基盤とした社会である.

新しい時代は,IT革命@といわれるように,情報産業を基盤とした社会である.インターネットに代表されるように,今日では,空間を超えた相互交流が可能となり,国境のもつ意味が空洞化している(ボーダレス化現象).ヒト・モノ・カネ・情報が国境を越えて自由に移動できる社会においては,個人や企業の国家に対する帰属意識は希薄化し,国家の統制力は弱体化しつつある.→グローバリズム@
     
一方でIT革命は,近代文明のなかでアトム化(孤立化)した個人に,ネットワークによるコミュニケーションという新たな人間関係構築の契機(けいき・きっかけ)をもたらしている.

つまり,IT革命は近代において失われた主体性や共同体を,

甦らせる可能性
をもっているのだ.

近代とは個人主義科学的合理主義により,

人権の拡大と富の拡大を追求していく時代であった.

だが,その結果として一方では行き過ぎた個人主義による家庭の崩壊,民主主義の衆愚政治化があり,他方では,チェルノブイリ原発の悲劇,地球環境の破壊の問題がある.ヨーロッパによる世界秩序の終焉の時期と,IT革命とが時を同じくしてやってきたのである.

近代の次にくる新しい世界秩序は,ヨーロッパからみて異質のものにも寛容で,相互に多様性を認めた諸文明が共生することのできる場でなければならない.

そのことと,IT革命とが相互に影響しあいながら21世紀の世界秩序は形成されようとしている点を踏まえて論じたい.
2008-03-19

小論文キーワード☆近代その2

[プラス1]

1.中世から近代へ
近代以前のヨーロッパでは、ローマ法王とカトリック教会が神と人間を仲介する絶対的権威として君臨していた.世俗(実生活)権力は,ローマ法王から戴冠を受けた神聖ローマ帝国皇帝をはじめとする王侯貴族が握り,その下に農民,農奴が生活するといった階層的身分秩序が成立していた.中世的秩序においては,身分の特権はあったものの,

個人の自由や人権は認められず聖書を根拠とした神中心の世界だった.

個人の自由と人権を保障していく近代的秩序へと転換していく契機(けいき・きっかけ)となったのが、

ルネサンス@と宗教改革@であり,その担い手となったのが市民階層である.彼らは中世的秩序である信仰共同体を解体し,

自由主義@と個人主義という価値観を生み出した.

それがやがては論理主義@と実証主義@による

近代的合理主義精神へと成長していく.(ベーコン@デカルト@)近代合理主義精神はその後,

市民革命@や産業革命@をもたらした.

市民革命を経てヨーロッパに誕生した近代国民国家@は,

共通の歴史的記憶によって結ばれた「想像の共同体」であるものの,個人のアイデンティティは,ナショナリズムにより国家に強く結びつけられていった.このヨーロッパに誕生した国民国家は,ヨーロッパ以外の諸国を次々と植民地化し世界を分割してく.

同じ時期,ヨーロッパ以外の諸国は,イスラム文明や,ヒンズー教を中心としたインド文明,中国には儒教文明が存在した.また,メキシコにはアズテック帝国,インカ帝国などがあった.だが,これらの文明圏では個人主義や近代的合主義精神が,芽生えることはなかった.

ヨーロッパ人のみが,科学技術を武器として地理上の発見と大航海@により全世界に進出し,ヨーロッパ以外の諸国を植民地化していった.そのような状況のなかで,日本は幸運にもヨーロッパによる植民地化を免れた.ヨーロッパ文明は植民地の富を収奪することで繁栄し,
それは19世紀末に完了した.絢爛豪華にみえる19世紀のヨーロッパによる世界秩序は,植民地諸国の犠牲の上に成り立っていたのである.→南北問題@

このように,ルネサンス以降のヨーロッパによる世界秩序の時代近代と呼び,それは政治的,経済的,文化的に,ヨーロッパが世界を支配した時代だったのである.(ゲーテ,トルストイ,ドストエフスキー,セザンヌ,モーツァルト等)→芸術@


2.戦争と革命の20世紀

20世紀は戦争と革命の世紀である.
19世紀末にヨーロッパ以外の諸国を植民地化したヨーロッパ人同士が,世界を再分割するために起こした争いが,第一次及び第二次世界大戦である.2回の世界大戦の結果,ヨーロッパは勝者も敗者も共に傷つき没落していった.ヨーロッパ人の植民地支配から解放されたヨーロッパ以外の諸国は,次々と独立を果たしていった.

近代文明は,第一次世界大戦で毒ガスや戦闘機,戦車などの科学兵器を登場させ,科学技術と工業生産力のさらなる発展により,第二次世界大戦末期には原子爆弾という究極の兵器を登場させた.
この近代合理主義精神の生んだ最終兵器の出現は,近代文明への無条件の信仰に反省を求めるものであった.
戦争の他に近代文明の限界を証明したのが
革命,すなわち近代合理主義精神の生み出した理性と科学万能主義としてのマルクス主義である.

マルクス@は森羅万象を「科学的」に解明できるという確信の下,「空想的社会主義から科学的社会主義へ」というスローガンを掲げた.そして、資本家が労働者を搾取(さくしゅ)する資本主義@体制を否定して,
必要に応 じて利益を分配する共産主義@社会の実現を唱えた.
そしてマルクス主義は瞬く間に世界中に広まっていった.マルクス主義はロシアにおいてレーニン@が実践し(1917年ロシア革命),その後スターリン@が完成させた.(社会主義国家ソ連).
だが,それは結果的には未曾有の人権蹂躙(じゅうりん)と犯罪行為を引き起こし,1991年に解体した.

20世紀の戦争と革命は

近代文明の限界を露呈したといえる.

    
2008-03-18

小論文キーワード☆近代その1

憲法問題に続き、入試小論頻出のテーマ

        {近代}を取り上げまつ。

意味解説知識着想の項目を意識して活用しましょう !

☆近代

[意味]  西洋史ではルネサンス・大航海時代・宗教改革以降の時代.特に市民革命と資本主義を特徴とする時代.日本史では明治維新から太平洋戦争終結までの時代.
    
[解説]  新しい時代を迎えようとしている今日,近代@の意義を問い直す動きが強まっている.「近代の終焉」「近代の擁護」「ポスト・モダン(近代以降)」といったテーマで,それぞれの立場から論争が活発に行われている.そこで,これまで近代を支えてきた制度や価値観を概観する.
           近代社会の制度と価値観は大きく3つに集約できる.
  ①個人主義という価値観の確立.
理性重視,人間中心主義の世界観.市民革命による自由主義・人権の確立と,それを保障するための立憲主義@民主主義

  ②論理主義@と実証主義@を根拠とする科学的合理主義
産業革命と自由競争による市場経済の原理と資本主義@の成立.科学万能主義としてのマルクス主義と社会主義の誕生そして破綻.
    
  ③国民国家の成立と国際政治システムの誕生
 (1648年に誕生したウエストファリア@体制→主権国家間の主権尊重と国境不可侵の原則)

いずれにせよ,近代秩序を支えてきた制度はヨーロッパを源流とし,背後にキリスト教の存在がある.(これが民族紛争@やマイノリティ問題,性差別問題の契機となっている)

[知識] 米ソの超大国が各々の陣営を率いて世界的規模で対立した東西冷戦構造は,1945年にはじまり,1989年のベルリンの壁崩壊で終焉した.

1917年のロシア革命により始まった共産主義@と自由主義@のイデオロギー(思想)対立は,1991年にソ連が解体したことで終止符を打った.

中世から近代への転換点となった国民国家のルールである1648年以来のウエストファリア体制@は,2001年9月11日のアメリカにおける同時多発テロ事件@後,アメリカの新しい対テロ戦争により崩れた. 国連は加盟国イラクの主権を尊重しつつ,査察強化による大量破壊兵器疑惑の解消と戦争回避の努力を重ねたが、アメリカは開戦に踏み切った.

ルネサンス@,宗教改革@,市民革命@,産業革命@を経て,

今日に至るまで政治的,経済的,文化的に世界を支えてきた近代,つまりヨーロッパ起源の文明が今終焉しつつあるのだ.

近代ヨーロッパ文明はこれまで人類に未曾有(みぞう)の物質的繁栄をもたらしてきた.だがその一方で,科学技術の発達や産業経済活動の拡大が,必ずしも人類を幸福にするものではないということは,1986年のチェルノブイリ原発事故で証明された.

また,人口爆発により,今日の地球環境(温暖化・酸性雨・オゾン層の破壊・砂漠化),エネルギー資源の枯渇、食料不足等の問題は危機的状況にある.環境倫理@さらには,クローン技術,バイオ・テクノロジーの発達により,従来「生命の神秘」といわれていた領域に人為的操作が及び,人間の生命や死をめぐる新しい倫理的問題を提起しはじめている.→生命倫理@

9・11以後の世界秩序がいかなるものであるのかを考えていくためにも,その前提としてこ
れまで世界を支えてきた近代とはいかなるものであったのかを確認しておく必要がある.

[着想]  新しい世界秩序とはどのようなものであるかを考えるときに,そもそも近代的秩序が,中世的秩序を否定することによって築かれた文明であり,さらには,非ヨーロッパ的価値観を切り捨ててきた文明であった点を理解する必要がある.近代文明が限界にある今日,中世的価値観を今一度見直す必要があるということ,そして非ヨーロッパ文明の持つ多様な価値観との共生という視点から論じたい.
 
[プラス1] 近代とは個人主義科学的合理主義により,人権の拡大と富の拡大を追求していく時代であった.だが,その結果として一方では行き過ぎた個人主義による家庭の崩壊,民主主義の衆愚政治化があり,他方では,チェルノブイリ原発の悲劇,地球環境の破壊の問題がある.ヨーロッパによる世界秩序の終焉の時期と,IT革命とが時を同じくしてやってきたのである.

近代の次にくる新しい世界秩序は,ヨーロッパからみて異質のものにも寛容で,

相互に多様性を認めた諸文明が

共生
することのできる場でなければならない.

そのことと,IT革命とが相互に影響しあいながら21世紀の世界秩序は形成されようとしていることを踏まえて論じたい    

[出題] 2002年・東京外語大・外国語学部「ヨーロッパの歴史」
2008-03-17

小論文キーワード☆憲法問題

憲法を制する者は受験小論を制す!保存版

小論文に必要な能力は3つです。

1.読む⇒読解力=現代文の力         1.2.3.のベースになるのが

2.考える⇒論理的思考力                 ⇒知識

3.書く⇒文章表現力=構成力

知識を習得するには、「そのまま使える小論文キーワード2500」が最適でつ。

受験生諸君に奥義を直伝しまつ。小論文で合格答案をかきたければ、

キーワード

[意味][解説][知識][着想]

4つのフレームワークを通してしか書かない訓練をすることでつ。あとは書いても加点の対象にならないとわりきりましょう!

今日は現代社会の諸問題をについて、鋭く、分析的に、書けるよう、語れるよう、
憲法問題をテーマに取り上げます。

なぜ国民主権なのか?なぜ民主主義なのか?なぜ三権分立なのか?

なぜインフォームドコンセントなのか?なぜカルテ開示なのか?なぜチーム医療なのか?

憲法の特質を理解すれば、もう入試で戸惑うことなく、自信ももって主張できるでしょう!

☆憲法問題

[意味]  国民の生き方や国家のあり方を定めた現行憲法の,前文・人権・統治機構の改正にまつわるさまざまな問題.

[解説] 今日のさまざまな憲法問題を考えるとき,まず憲法とは何かを理解しなければならない.日本国憲法には大きく3つの特徴がある.

自由の基礎法・・・13条の「個人の尊重」を中核として,一人ひとりの個人の自由を守ることを最大の価値とする自由主義の価値観に基づいて定められた国家の法である.立憲的意味の憲法とも.→ロックの自然権

国家権力を制限・・・自由主義を前提として,そのために国家権力に歯止めをかける.

最高法規・・・国民の自由を守るために国家権力を制限するということは,憲法が国家権力より上位にあることを意味する.そして最高法規とは,条約,法律,命令,処分などあらゆる法規範の中で憲法が最も強い効力をもつ法だということである.条約や法律の内容が憲法とぶつかった場合その条約や法律は無効となる.→違憲立法審査権

憲法とは「国民の自由と人権を保障するために,国家権力を制限するものである」と定義することができる.そして,今日憲法問題というときには,この憲法の特質にかかわるさまざまな問題のことを指す.

[知識] もともと憲法問題といえば,9条改正の是非を指す場合が多かった.平和憲法の精神から戦争放棄・戦力の不保持・交戦権の否認を明記していながら,自衛隊が存在していることの矛盾をどう解決すべきかが長年の課題だったのだ.改憲の立場をとる自民党と護憲の立場をとる旧社会党との対立が長く続いた.このような構図の中政府見解では,憲法を尊重するとしながらも,自衛隊は「実力」であって「戦力」ではない.自衛のための最小限度の「実力」は憲法で禁じられている「戦力」にはあたらず合憲であるという立場をとってきた(解釈改憲).
そして,その時々の国際情勢を見ながら解釈改憲を繰り返し,PKO協力法やテロ対策特別措置法,さらにはイラク特別措置法を成立させてきた.

だが,今日の争点は,9条以外にも前文・人権・統治機構に関わる規定など全般にわたる.国際情勢や社会生活の変化により,「時代にそぐわない条文の見直しが必要」との意見が高まってきているのだ.そのため国会には2000年1月,初めて衆参両議院に「憲法調査会」が設置され,憲法に関する諸問題の議論を開始.
衆議院は,2005年9月,憲法改正の「国民投票法」について審議するため,憲法調査特別委員会を設置.国民投票法は2007年成立.

[用例]  現行憲法をめぐる主な争点を列挙する.それぞれの問題は,解説で説明した憲法の特質に照らして考えた時,その条文を改正することで,より国民の自由と人権を守ることになるのか否かという視点から理解を深めていく必要がある.
1. 前文.戦後は個人の権利ばかりが主張され,公共心や日本人の美徳が失われつつあるという現状を憂慮して,前文に愛国心や日本の歴史・文化の大切さを明記すべきではないか.
2. 第1章.象徴天皇制の見直し論.国民の象徴という曖昧な表現ではなく,元首として明確に位置づけるべきではないか.なお現行憲法では皇位を世襲することだけが明記され,天皇の性別についての規定はない.(女性天皇を認めるには,皇室典範@を改正する必要がある.)
3. 人権.より確実に個人の人権を守るためには,憲法制定時には存在しなかった概念であるプライバシー権や環境権,アクセス権,知る権利などの「新しい人権」について規定すべきではないか.
4. 立法.参議院の扱い.二院制を採用しているにも関わらず,同じような議論しか行われず,相互のチェック機能が働かない現状では,参議院は廃止すべきではないか.
5. 行政.「首相公選制」の導入を求める声がある.国民が直接投票で首相を選び,民意を反映したリーダーシップにより迅速な意思決定を図るべきではないか.
6. 司法.違憲審査権のあり方.戦後,最高裁判所は法律に対する違憲判決を7件しか出していない.そこで,より積極的な役割を果たすべく違憲審査を専門に行う憲法裁判所を設立すべきではないか.→司法制度改革
7. 現行憲法には戦争や軍隊に関する規定が何もない.そこで非常事態に関する事項を規定すべきではないか.

[着想]  様々な憲法問題を論じる際の思考の出発点として,憲法の頂点に13条の個人の尊重という価値観があり,その価値観に基づく人権保障の体系としての憲法の構造をイメージしておく必要がある.

つまり,個人の自由と人権を保障するために目的
国民主権・民主主義という制度があり⇒手段
統治機構(国会・内閣・裁判所)の権力分立がある⇒手段
と考えていくのである.
例えば,首相公選制の是非を論じる際⇒手段
現行の議院内閣制と比較して⇒手段

より国民の自由と人権保障という目的に適うと考えていくのか否か,という

「目的に対する手段」
という視点からの記述を心がけたい.

[注意] 国の水俣病や薬害エイズ,アスベスト対策などに見られるように,「憲法は国民の自由と権利を保障するため国家権力を制限する法である」というのは「べき」という規範(きはん)であり,現実の社会と憲法の理念は乖離(かいり・かけはなれていること)していることがある.現実の世界は「である」の世界であり,憲法は理念としての「べき」の世界である.この現実と理念との緊張関係を踏まえたうえで,現実を理念に近づけていくという視点からの記述を心がけたい.

[関連] 司法制度改革・人権・死刑・少年法・自己責任・ネオリベラリズム・情報公開

[出題]  2005年・北海道大学・法学部「立憲主義」  2002年・新潟大学・法学部「首相公選制の是非」
プロフィール

鶴丸強

Author:鶴丸強
青山学院大学国際政経学部卒業。猪木正道教授に師事。大学卒業後ソニー株式会社に入社、人事部にて、給与・労務・勤務管理・採用面接等、全般に携わる。

その後独立し、大学受験を目指す高校生・高卒生を対象に、現代文・小論文・社会人基礎力を教える予備校講師、及び、大学生、大学院生を対象とした就活指導にあたる。

AO入試合格後の高校生対象に、12回の講義で毎年2月開催の簿記3級を取得させる講座および、ディズニーやマクドナルド等高校生にもおなじみの企業の財務諸表の読み方を教える「社会人基礎力講座」が大好評!

現場経験に基づいたわかりやすく面白い楽習指導により、13年間で約1600名の高校生・高卒生・社会人のエントリーシート添削と面接指導にあたる。テーラーメイドの志望理由書作成と面接指導により、毎年高い合格実績を出し続ける。社会人基礎力養成講師。簿記講師。

「読み書き簿記を義務教育期間で完全マスター」をスローガンとして、震災後の日本再生を教育面から行い、知的武装集団を輩出し続けてゆく。

最近の記事
最近のコメント
最近のトラックバック
月別アーカイブ
カテゴリー
FC2カウンター
FC2カウンター
現在の閲覧者数:
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。